NHK7
NHK『ゆうどきネットワーク』でピアノの指導法が紹介されました。

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2015.08.25

私の音楽の原点

昨日指導者賞授賞式に行く前に寄り道をしました。

四谷交差点に建つ、カトリック四谷イグナチオ教会です。

駅を出て、爽やかな風に吹かれて信号待ちをしている時
目の前にある教会の、昔の建物の姿が彷彿と思い出されました。
日曜日の朝、鳴り渡っていた鐘の音も、今にも聞こえて来そうです。
高い鐘楼と大きな丸いステンドグラスがあった、三角屋根の教会。
生後間もない私が洗礼を受けた教会です。

時間にゆとりがあったので、中に入ってみることにしました。
建て替わった教会は、なんだかコンサートホールのような感じです。
高い天井、石張り床に靴音が響いた昔の建物の面影はありませんが
静かな凛とした雰囲気は変わりません。

椅子に座って、備えつけの聖歌集を何気なく開いてみました。
あっ、覚えてる!
「グローリア」でした。
とたんに、溢れるように心の中に聞こえてくる、ミサの曲たち。
「キリエ」「サンクトゥス」
訳もわからず、回らぬ舌でラテン語の歌詞を歌っていた幼い私。
不覚にも涙がにじみそうでした。
そして、私の音楽の原点は、ミサ曲なんだな、と改めて思いました。

パイプオルガンや聖歌隊席はどうなったのかな?
私の高校の音楽の先生が、この教会のオルガニストをしていました。
回想の中の私はセーラー服の女学生になり
友人たちと一緒に先生の練習を聴いています。
飽きると鐘楼に登ってみるもの、好きでした。
パイプオルガンの足鍵盤演奏用に
フエルト底の特別な靴を履くのを知ったのも
この教会で、でした。

オルガンは新しく立派になり、聖歌隊席も明るく現代的です。
丸い大きなステンドグラスも、暗く狭い鐘楼の階段も
今はもう無いのでした。

西洋文化は音楽も小説や演劇も皆、キリスト教と切り離せません。
私と宗教音楽との出会いが、鑑賞する芸術としてでなく、
自分も歌う日常的なものであったことは、
とても幸せなことだったと感謝しています。

日曜日に教会に行く物語の場面なども、
実感として共感を持って味わえていたように思います。

昨日は、原点に帰る日、やっぱり「禍蛇を落とす」日だったようです。




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